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シリーズ第1弾『東京バンドワゴン(小路幸也)』を改めて読み始めました【読書感想】【おすすめ本】

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初めましての方も、リピートをしてくださった方も、当ブログへお越しいただきありがとうございます。あーちょりんです。

私の住む地域も、とうとう梅雨入りしてしまいました。

雨の降る日は、外出が億劫になります。

気持ちよく家事がこなせないし、一日中晴れ間のない空は、気分も晴れない。

屋内に居ながら気分転換をするのに、読書はすごく良い。

Kindle(電子書籍)だと、なお良いです。

自宅でポチッと購入できちゃうので。

雨の中、書店や図書館へ出向かなくて済む(笑)。

私が好きな小説の中に、東京バンドワゴンシリーズがあります。

ドラマ化もされていたので、原作は知らないけど東京バンドワゴンは知ってるよ!って方もきっといらっしゃいますよね。

既に何度も読んでいる作品なのですが、またまた読みたいサイクルが来てしまったようで。

梅雨入りを機に、また改めてシリーズ第1弾から読み始めちゃいました。

 

東京バンドワゴン(著者:小路 幸也)

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目次

【春】百科事典はなぜ消える

【夏】お嫁さんはなぜ泣くの

【秋】犬とネズミとブローチと

【冬】愛こそすべて

 

登場人物

この作品は、登場人物がとにかく多い!

というわけで、主となる堀田家のメンバーのみをとりあえずご紹介することにします。

 

堀田 勘一(79歳)

明治から続く古本屋『東京バンドワゴン』の3代目店主。

年齢を感じさせないほどの活発さで、まだまだ現役。

かなりの頑固者で、亭主関白な感じで、だけど根は優しい。

 

堀田 サチ(故人)

勘一の妻。勘一より1つ歳下。76歳で死去。

堀田家が好き過ぎて?成仏できずに、堀田家を空の上から見守っている。

この物語の語り手。

 

堀田 我南人(60歳)

勘一&サチ の一人息子。職業はミュージシャン。

伝説のロッカーと呼ばれている。

いつもふらふらとしていて、行動が読めない。

 

堀田 秋実(故人)

我南人の妻。

堀田家にとって太陽のような中心的存在だった。

 

堀田 藍子(35歳)

我南人の長女。画家で未婚の母。

おっとりとしているが、芯は強い。

亜美と共に『東京バンドワゴン』のカフェを切り盛りしている。

 

堀田 花陽(小学6年生)

藍子の娘。落ち着いたしっかり者の女の子。

おじいちゃんである我南人を尊敬している。

 

堀田 紺(34歳)

我南人の長男。学者肌で落ち着いた性格。

フリーライターを職業としつつ、古本屋を手伝っている。

 

堀田 亜美(34歳)

紺の妻。はきはきとして行動力のある女性。

元・国際線CAで、才色兼備。

両親の反対を押し切って堀田家に嫁入りした。

 

堀田 研人(小学4年生)

紺&亜美 の一人息子。好奇心旺盛。

心の優しい男の子。

 

堀田 青(26歳)

我南人の愛人の子。堀田家の次男として暮らしている。

旅行添乗員。プレイボーイの長身美男子。

 

玉三郎・ノラ・ポコ・ベンジャミン

堀田家の4匹の猫たち。

 

シリーズ第1弾、堀田家スターターメンバーはこのようになります。

これだけのメンバーが、一つ屋根の下に暮らしています(すごい!!)。

東京バンドワゴンシリーズは、現在も続いている大人気シリーズですが、回を重ねる毎にメンバーは着々と増えていきます(笑)。

 

あらすじ

東京の下町にある老舗古本屋『東京バンドワゴン』。

その古本屋を営むのが、4世代同居の超賑やか大家族 堀田家。

代々伝わる家訓〈文化文明に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決〉を守るべく、季節ごとに起きる不思議な事件を一家全員で協力して解決していく、堀田家のドタバタな日常を描いた物語です。 

 

【春】百科事典はなぜ消える

ある日、買い取った覚えのない2冊の百科事典が、いつの間にかお店の本棚にあることを勘一が発見する。

ところが、その2冊の百科事典は、いつの間にか消えて無くなっていた…。

消えた翌日また本棚に現れ、その夜にはまた消えて無くなる…。

現れては消えて…が繰り返される不可思議な日々が続く。

これは一体何が起こっているのか?

誰の仕業?

一体、何の為に??

 

【夏】お嫁さんはなぜ泣くの

堀田家周辺をストーカーがうろついているとの情報が入って間もなく、貴重な古書などを保管している蔵が荒らされたり、藍子の部屋の書きかけの肖像画が切り裂かれたりと、物騒な事件が相次いで堀田家を襲う。

これらの事件は、全てストーカーの仕業なのか?

 

【秋】犬とネズミとブローチと

ある日、廃業予定の岐阜の小さな温泉宿から、身辺整理をしていて出て来た大量の書物を売りたいと、査定依頼の電話が入る。その依頼を受け、紺が泊まりがけでその温泉宿へ査定に向かった。宴会場スペースにずらりと積まれた大量の書物への値付けを終え、用意された部屋で眠り、翌朝目覚めると、値付けをした大量の書物と依頼人が共々、夜中のうちに忽然と消えていた・・・

岐阜で紺が値付けをしている頃、勘一には幼なじみから一つの依頼が入っていた。

その幼なじみと同じ老人ホームに入所している女性が行方不明になったらしく、探すのを手伝って欲しいという依頼。話を聞くと、東京バンドワゴンが貸し出している本(その老人ホームに、定期的に本を入れ替える貸し出しサービスを行っている)を持って居なくなってしまったという。持って行ったその本に何か手掛かりがあるのでは?と幼なじみは言うのだが・・・

この2つの事件の目的は何なのか??

 

【冬】愛こそすべて

堀田家の近所にある神社の神主様(勘一の幼なじみの息子〈名前:康円〉)の奥様から、「夫が浮気をしているかもしれない…」との相談を受ける。康円のことをよく知る堀田一家は「あの人に限ってそんなことはないだろう」という見解を示したが、一つ一つの話を聞いていくと、確かに怪しい…。

康円は、本当に浮気をしている???

 

この本を読んで思うこと

このシリーズは大好きで、何度も何度も読み返しています。堀田家の温かさに触れたくなったり、ほっこりした気分を味わいたくなったりした時に読みたくなる。

結婚する前から読んでいて、結婚した今でも読んでいる。

面白い事に、結婚前と結婚後では、この作品から感じ取るものが違う。

それは、私自信が同居生活をする身になっていることがきっと大きい。

独身の時には気が付かなかったけど、今読むと、堀田家には、姑の立場の人(サチ〈勘一の妻〉と秋実〈我南人の妻〉)が全て他界している設定であることに気が付く。嫁姑問題は起こりえない設定。そこに気が付いた自分に、ちょっと笑えた(笑)。

まぁでも、そんなことはどうでもよくて。

核家族化が浸透してしまった今の日本に、堀田家のような明るく賑やかな家族の風景は、どのくらい存在するだろう。

私の生活圏内でも、お年寄りが一人でお買い物をして、重い荷物を持って歩く大変そうな姿をよく見かけます。

孤独死という寂しい言葉が世の中に浸透してしまっているくらい、老後を単身で過ごされている方が本当に多いのだと思います。

確かに、同居はとても大変です。血の繋がった家族とだって、揉める時はありますよね?それなのだから、血の繋がっていない家族との同居に、揉め事が起こらないわけはありません。

だけど、それが嫌だからといって、皆が皆、同居を拒否して散り散りにバラバラになっていくのって、どうなんだろう…。

いつかは私も老いて、家族や誰かの助けが必要な時が来る。

まだ若い今は、私達が両親や祖父母を助ける番なのだと思っています。

そうやって、代々順番に助け合って生きていくって、大事だと思う。

私は、同居生活に (`皿´;;;)キィィィ!! ってなると(笑)、『東京バンドワゴン』を読みます。家族のあり方や人と人との繋がりを考えさせられ、少し冷静さを取り戻せたりします。

 

 評価:★★★★★

 

おわりに

3世代同居生活をしている我が家。本当に大変ですし、辛いことだっていっぱいあります(苦笑)。周りに同居をしている人がいないので、「なんで私だけ!!!!!!」って思うことも多々(笑)。間をうまく取り持ってくれる旦那くんには、本当に感謝。

堀田家みたいに、我が家も協力し合える和気あいあいとした一家になれるといいなー。

 

そんなこんなで、

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました (*- -)(*_ _)♪

 

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